5月の散歩道

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いい天気の日には、なにも考えない。
あべやー *。


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5月に入ると、ぐんと気温が高くなってきました。
ある朝、目が覚めてみると何ともいい陽気。

あんまり気持ちよかったので、ぱーっと何も考えず、皆で外に出ました。





いちひめは、黙々と花を摘み。
大人は山菜を採ったり、景色をぼーっと眺めたり。そういえばと忘れかけていたような話をしてみたり。
にたろうは、抱っこ5分で夢の中へダイブしました。光がまだ眩しいようで、いつも散歩するとすぐに寝てしまう人です。

春山は、驚くほどの色とりどり。
足元の草むらは、青色とりどりです。

めいめい、お日様の下で思い思いのひと時を過ごしました。


その後の、お昼のメニュー。


採れたて山菜を、皆でがっつり食べました。
ご馳走様です。


自粛状態はこどものエネルギーを真っ向から受け止めつつ、人にも会えず、外出もままならない。
精神的にとても厳しい時がありますが、これは「おうち(の周り)で・皆で」、時間を楽しむことに成功した日だったなと思います。この日はお天気と季節が、うまいこと味方になってくれました。

いずこも、そのおうちなりに工夫して、そのおうちなりの「良いところ」を味方につけて過ごしてらっしゃるんだろうな…。
ちなみに「とかいところ」に絶対的に不足していてうらやましいのは、街中には美味しくて調理済みのテイクアウトご飯がたくさんあること、選べること!です。
もう献立考えるのも、自分の味付けにも、飽きました…。

お金のこと、子どものこと、先行きのこと。
不安は各種ありますが、まずは健康でありがたや。それから、その時自分がいる場所の「良いところ」を見つけて、それを「良い」と感じられたら、その日は幸せなんだろうな。
そんな風な気持ちに自然となれた、晩春の一日でした。


昼食後、子どもの寝かしつけで大人もつられ寝の図。
たまには、こんな日も。




今後もできるだけ被害は少なく、ウイルスの蔓延が収束していきますように。



*あべや … 村山弁で、「行こう」の意味。
前職で、上司がよく言ってらっしゃるのが、好きでした。

(2020年5月)

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