我が家をとりまく生き物たち② かたつむりの庭

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散歩中、遭遇したカタツムリの殻。
貝殻みたいな、きれいな渦でした。化石みたいにも見える。
持ち主は、どこに行ったか、どうなったのかな。

全国で大変な雨模様ですが、我が家も6月下旬からこっち、ほとんど毎日雨続きです。
地区内を流れる川の上流にはダムがあって、大雨が降るとサイレンを鳴らして「水を放出しますよ、川に近づかないでね」とお知らせしてくれるのですが、毎日のように ふぁーん、ふぁーん…とサイレンの音が聞こえてきます。


この雨の季節から夏にかけて、我が家周辺にはカメムシレベルで出没する生き物が居ます。それがカタツムリです。
家を出れば、足元に。ちょっと歩けば、道の端、真ん中に。
庭の草むらの中に目をこらせば、いるわいるわ…。
小さいのから大きいのまで、ものすごい数のカタツムリが出現します。


いちひめは物心ついたころから「ふまないようにしてね」と口うるさく言ってきますが… ごめんよ。母ちゃんには、無理だ。
それくらい、避けようなく数が多くて、進路のどこかに必ずいるのです。
カタツムリよ、わたしも本意ではないんだけども、許してほしい。ナンマンダ…。と思いつつ、玄関先を歩いています。


カタツムリと聞いて、嫌な人もいると思います。わたしも元々そんなに得意な方ではありませんでした。
が、ここのは割と平気です。
単体ではそれほどの嫌悪感はない。それどころか個人的には、割と好感を持てるビジュアルだとさえ思える。
ここで見るカタツムリは、それくらい、すごくきれいに見えます。
殻の色がうすーく透き通っていて、本体(からだと言おうか)も濁りがほとんどない色。そしてむちっとしていて、あの独特のしわっぽさが無い。
まるで水槽に張り付く貝を見ているのに近いような気分です。
ちょっと、めんこいとさえ思う…。


色々な種類がいるのか、偶然見つけた一匹が、角のような殻を背負っていました(下図)。
いちひめは「お尻が寒そう!」(他のカタツムリのように、からだが殻に隠れていないから)と言っていました。
こういう殻は、どんな風にできてくるんでしょうね。
種類の違いなのか、環境の違いなのか。

年によって出てくる生き物が違ったり、去年は生えていなかった草がいつのまにやら庭で大繁盛していたり、暑かったり寒かったり。
やってくる季節も、一つとして同じものはないんだなあと思います。
一回来たら過ぎ去るだけで、次はまた、別の姿。

今年のわたしのお気に入りの景色は、家の前の竹藪です。
梅雨に入る少し前からどんどん伸びてきて、なんだかお祭りののぼりみたいな賑やかしさになってきています。
そう言えば、保育園でいつも七夕前に配られる、余りの笹。今年は頂いてこられなかったな。
来年は子どもらとまたテキトーな飾りを作って、七夕さんがしたいなあと思いつつ。


雨がやんだ庭に出てみると、また新しい季節の気配がします。夏が、来ます。

(2020年7月・中旬)

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