この町こそだて② 子育て支援センター

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あけましておめでとうございます、マヨです。
いつも読んでくださっている方々に感謝を込めつつ、改めて気を引き締めて机に向かっています。
「読んでよかった」と思っていただけるような内容を目指してコツコツやっていきますので、引き続き、よろしくお願いします。


年明け一回目の今日は、子育て支援センター(以下、支援センター)の話を書こうと思います。
わたし自身は4歳児・0歳児のお母ちゃんとしてはとても気に入っている、朝日町の子育て環境
小さな町だけれど、児童数も減ってきているけれど。
でも、この町だからこそ、のいいところがたくさんあります。

以下、この町で行う子育ての魅力にも触れつつ、支援センターのことを紹介します。

この町の魅力

まず最初に、朝日町での子育てについて常々思うことを、少しだけ。

この町で子どもを育てることについて、「これは、ここならではの魅力だな」と思うことがあります。
「自然が豊か」ということもありますが、それ以上に思うこと。
小さい町ならではの、いいところ。
なにか。


それは「子どもへ目が行き届きやすい」こと。
だと思います。

人口が少なくなってしまった朝日町、子育てに限らず、町民同士が顔見知りになりやすい状況です。
例えば、友達になった人は、実はあの人の同級生。
どこどこの息子さんは、ママ友さんのだんなさん…。
あるあるです。

しかも少子化で、全体数の少ない子ども達。
そのこと自体は残念なことではありますが、結果的に大人も「ああ、あそこの○○さんのところの子どもね」となりやすい。
一面では、子ども達が町の中の色々な人から、顔と名前を覚えてもらいやすい環境。

目の前にいるのは「見知らぬ子」でなくて、「○○○」ちゃん。
自分とも、無関係ではない子ども。

その延長線上にある、何か困ったことがあったら、手を貸したい。
何か危険がないように、ちょっと目を配っていよう。
そんな気持ち。

そんな風に大人が思いやすい環境があるように思われます。
(もちろん、個人差も例外もあります。デメリットもあると思います)

朝日町子育て支援センター

★行き方、地図、外部リンクは、記事末尾に載せています。

  • 概要
休館日毎週木曜日、第三日曜日、年末年始。
その他、乳幼児健診や行事などの都合により、休館になることがあります。
(詳しい開館日は、月初めにその月のカレンダーが発行されるので、それで確認できます)
開館時間午前9時半~11時半/午後1時半~3時半
(2020年12月時点。以前は、午前9時半~午後4時45分まで、休憩なく開放されていました。
今後のコロナ収束の動きに合わせて、また変更されていくのではないかと思われます)
駐車場7台+身障者マークのついたスペースが1台。
混み合った時は、隣接する保育園の駐車場スペースも、一時的に利用させてもらえます。
備考・現在、山形県内在住者の方のみ、利用可能となっています(2020年12月時点。感染症対策のため)
・飲食は、現在できないことになっています。水分補給だけは、可。
(2020年12月時点。コロナ禍以前は、午前11時半~午後1時半の間のみ、定められたスペース内で可能でした)
  • 個人的なランク付け(★は三段階評価です)
楽しめる年齢0歳児~未就学児
楽しみ方の例室内の遊び、おもちゃや遊具を使った遊び
広さ★★
使い方の自由度★★
密になりにくさ★★基本的に混みません。
利用者が他におらず、貸切状態の時もしばしば。
車での来やすさ★★★ 最高!町の中心部にあり、近くにドラッグストアやコンビニもあるので便利がいいです。
駐車場も、広々として出入りがしやすいです。
トイレの使い勝手★★★ 最高!子ども用・大人用両方設けられています。
いつも清潔にされています。


朝日町における子育て支援センターは、町の中心部である宮宿に位置し、役場やエコミュージアム創遊館、保育園と同一エリアに建っています。

平日の利用者はほとんど0~2歳のお子さんと、同伴の保護者。
大体が、ママかおばあちゃん。
平日来る人は大体顔見知りですが、閉鎖的なコミュニティーでは全くなく、誰でも入っていける開放感があります。
土日には大きな子どもも来るし、子守りのパパやおじいちゃんの姿も見られます。

その他にも、月に一回の体重測定や子ども相談(いずれも町役場が主催)の場になったり。乳幼児健診の会場にもなったり。
支援センターがお休みの時は、おとなり保育園児の遊び場として活用されることもあります。

この支援センター、わたしの中での評価は、かなり高いです
子育て支援センターに類する子どもの遊び場、大きなところ、小さなところ。
山形県内や実家の京都でもいくつか行ってみましたが、色々合わせると、今の我が家にはとてもちょうどいい。
以下に、どういう点が魅力的かをご紹介します。

いいところ(1)施設がきれいで整っている

朝日町の支援センターは、すごくきれいな作りをしているな、と思います。
ガラス張りの大部屋を中心として、光が良く入る設計。
全体的に明るいと、それだけで気分は上がりますね。大人も子どもも。

中の遊具もしっかりしています。
大きな滑り台を筆頭に、町内の著名家具メーカーの手になる木製のおもちゃセットがあるのが心憎い。



その他にはブロックや絵本、時期に合わせて入れ替えられる、細かなおもちゃたち。
赤ちゃんの為の空間やおもちゃもあります。
バルーンハウスの「りんごちゃんハウス」も人気だったけれど、これはコロナ禍を受けて現在ちょっとお休み中とのこと…残念ですが、仕方ない。

と、このようにバリエーションも整っており、未就学児さんは大体楽しく遊べる内容ではないかと思います。
時には小さい兄弟と一緒に小学校低学年のお子さんも来て、楽しく遊んで帰っている様子が見られるので、人によってはおそらくその年代の子たちにとっても居心地の良い空間のようです。

いいところ(2)混み合わない

これは利用する人数の規模と施設の広さが、ちょうど良く釣り合っている(もしくは若干広さのバランスが勝っている)…ということだと思います。

2020年12月現在、山形県在住の人なら誰でも利用することができるようになっていますが、それでもおもちゃの取り合いをしないといけなかったり、ぎゅうぎゅう詰めになってしまうようなことはありません。
いつでも誰でもゆったり、好きな場所で好きなように遊ぶことができる
順番待ちも我慢もなく、それぞれがのびのび楽しい時間を過ごせるというのが嬉しいです。

空間の規模も、せますぎず広大すぎず。
何人もの子どもが駆け回っていても、各自ゆったり遊べるくらいの広さはあります。
(ただし年齢によるスペースの区分がされているわけではないので、あまりに年齢差のある子たちが一緒になっている&テンションマックスの状態だと、大人の配慮が必要ではあります)

施設自体の広さは、もちろんもっと広いところの楽しさはあると思います。
が、持久力のないわたしとしては、日常的にはこれくらいがちょうどいいかなと感じる…。
子どもと追いかけっこができるくらいの広さはあり。
ちゃんと目を離さずにいられて、いざとなったらすぐに手が届くくらいの規模であり。

いいところ(3)利用する側のマナーが良い

実はわたしが朝日町の支援センターを一番に推したい最大の理由は、これです。
言い換えれば、大人がちゃんと責任を持って、子どもを遊ばせている、とも言えるかも。

どういうことかというと、たとえば。
・声をかけあう。

・譲り合う。
・後片付けをきちんとする。
こういうことを強制的でなく、何となく自然にゆるやかに、各自やっている。

子ども達がものを取り合いそうになったら、ゆるゆる~と仲介の声をかけて、譲ったり、順番で使ったりする。
おしまいの時間になったら、ちゃんと片付ける。
自分が使っていたところだけでなく、できる時はささっと、人の分までやっちゃう。
やれる人が、やる。

そんな姿が、普段ここに来ているお母さん、おばあちゃん達の間で、一般的に見られます。
皆で、支援センターを大事に使っている感じ。
そして大人がこういう行動を率先して行うのを、子どもも日常的に見ています


こういう空気があるのは、冒頭で述べた「顔見知りが多いから」、ということもあるのかもしれない。
ここに居る人たちと何らかの関係がどこかであるかもしれないから、「ちゃんと」利用する。
わたしがどこどこの誰誰だということを、何となく知っている人がいるということは、すごいなあと思います。
自然に、きちんと責任ある行動を心がけますもんね。

「親の背中を見て育つ」と俗に言われますが、本当に子どもは、大人のやること言うことをそっくり真似して、それが当たり前だと信じて育っていきます。
身近な大人が注意しないこと、許容することは、自分もやっていいもんだと思って即行動する。
そんな生き物なんだということを、日々痛感します。

だからこそ、行動に伴う責任、公共の場におけるルールやマナー。
そんな姿を子どもに自然体で見せられる、これが当たり前だよと行動で伝えられる。
そんな雰囲気が共有されているというのが、この支援センターのすごく素敵なところだなと、わたしは高く評価しています。


いいところ(4)「居場所」にできる

居場所、というのは空間や場所だけの話じゃなく、人間関係のことも含めて考えています。
誰かが「わたし」の存在を認めてくれるところ
行けば、あら○○さん、こんにちはと、誰かから無条件に認めてもらえる場所。
学校や職場から離れてしまうと、案外こういう場所を暮らしの中で見つけるのは、難しいものだと思います。


支援センターに通っていると、徐々に受付にいる先生に名前を覚えてもらうようになります。
自分も子どもも、目を見てあいさつをしてもらえるのは、わたしはすごく嬉しい。
基本的に子ども同士、ママさん、おばあちゃん達の雰囲気も良い。干渉しすぎず無関心でもなく、絶妙な距離感だと思います。
初めて会う人にあいさつをしてくれる人も多く、知り合いにもなりやすい環境です。


先程の「居場所」、実はどんな人にも大なり小なり大事だと思うのですが、子育てをしていると、特に心が「孤独」になりやすい時というのが、誰しもあると思います。
毎日ルーティンがぎっしりで、やらないといけないことは山積み。
それも時間の使い方から出来栄えまで、自分の意のまま、自由になるようなことはほとんどない。
すごくむなしくて、すごく無力感を感じる。
そんなような時が。

ばたばた時間だけが過ぎていくけれど、今日わたしは、何を成し遂げたんだろう?
わたしって、何かできるんだっけ?
本当にこの世に、必要な存在なんだっけ…?

そんな時に、同じ立場の人たちに会えるというのは、結構大きな支えになります。
「あ!○○ちゃんママ」「△△さん、久しぶり~どうしてたの」等、誰かに自分の存在を認めてもらえると、思っていたよりも気が楽になる。

自分の顔を知っている人がいて、声をかけてくれる人がいて。
たったそれだけのこと、でもそれがあるのと無いのは、ずいぶん大きな差があるような。
あいさつするだけ、他愛ない話をするだけ、ちょっとした愚痴をこぼすだけ…。でも、ちょっと楽になる。

少なくとも自分はこの4年間で、そんなことがたくさんあったなーと思います。

トイレ情報

そして最後に大事な、トイレのこと。
ランク付けのところでも書きましたが、とても使いやすいトイレです。
子ども用と大人用のスペースが、それぞれ別個に設けられています。

子ども用は、個室(洋式)が一つ。仕切りのないオープン空間に洋式一つ、男の子用の小便器が一つ。
動物やキャラクターを形どった飾りがあちらこちらに貼られていて、いつも楽しげな雰囲気であふれています。
子どもも喜んでトイレに行きたくなるような空間が作られています。

大人用は、女性用と男性用の個室があります。
受付の先生に一声かけてお願いすると、自分の用足しの間だけ子どもを見ていてもらうことも可能です(手が空いていなさそうな時は、遠慮します)。

自分のトイレに子どもを連れて行く、大した手間ではないんだけど、やっぱりちょっとは、手間。
その「ちょっと」が、日常の積み重ねの中では案外大きな存在感を放っていたりします。
少しの間だけでも、代わりに子どもを見ていてくれる人がいるだけで、ずいぶん楽になります。わたしは。

なお赤ちゃんのオムツ替えに関しては、室内に囲い付きベッドが2箇所設置されているほか、女性用トイレにベビーベッドが備え付けられており、そこで交換することも可能です。

ごほうびの100円券

※この100円券サービスは、2022年2月末を以て終了しました(以下の内容は、2021年1月時点での情報です)。

なお、支援センターに通う人で希望者は、子どもの名前と住まいを書いたカードを作ることができます。
住まい、と言っても正確な住所は必要なく、○○地区、××市くらいでOK。

このカード、1回支援センターに行くごとにスタンプを押してもらうことができ、スタンプ10個で町内各所で利用ができる100円券が発行されるシステムになっているのです。
お財布の小さな味方!

日々時間を工面して、支援センターに来ている保護者さんへのごほうびかな、と思っています。

…とここまで、朝日町の子育て支援センターについての紹介でした。
やっぱり個人的に一番の魅力は、管理する人、利用する人、支援センターに関わる人全てが共有する、雰囲気とマナーの良さだな、と思います。

「とかいところ」は不便もあるし、都市部にはあるものがここには無いということもいっぱいあります。
わたしたちはここが好きで住んでいるけれど、いちひめやにたろうにとっては、どうか分からない。
彼らのどんな未来につながるかは、見当もつきません。

ただ、どんな環境を子どもに用意するにせよ、そこにはいつも親の取捨選択が入らざるを得ないこと。
だからどこまでいっても当人の意志にそぐわないことが、どこかで絶対出現するんだろうこと。
そんなことを考えながら、目下はとにかく「今・ここ」でしか味わえない一瞬一瞬を、大切に過ごすよう努めています。
どこで暮らそうが、その時その時の状況に応じてできる応援・支援をするしかないのかな、と思いつつ。

支援センターの遊び道具には、かつて町に存在した各保育園から譲り受けたおもちゃや本がが含まれているのですが、それを手に取りながら、会ったこともないいつかの子どもたちの姿を夢想しています。

どんな子たちが使っていたのかな。
どんな大人に、なっていったのかなあ。

ここから。
この場所から。



なお、詳細は以下の通りです。

★行き方
朝日町役場から、徒歩2分-車で1分


★外部リンク
朝日町役場ページ https://www.town.asahi.yamagata.jp/portal/life/kosodate/kosodatenoshien/4410.html
電話番号などの情報も、こちらに載っています。

感染症対策下での利用の仕方について https://www.town.asahi.yamagata.jp/portal/life/kosodate/kosodatenoshien/6965.html

(2021年1月)

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