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マヨです。
「とかいところ」暮らしについて、実生活のあれやこれやをつづっていきたい当ブログ。
今日は視点を「こども」に合わせて、「子どもにとっての我が家=とかいところって、どんな環境?」…ということについて、思いをめぐらせてみたいと思います。
出産の為、実家に帰省している今日この頃。
最近女子力がアップして、街のいろいろなものに興味を示すだろう…と思っていたいちひめ(3歳)ですが、あまりの環境のギャップに怖さを感じたり、緊張気味。
軽く、山からフランクフルトへ連れてこられたハイジ状態です。
そんないちひめと遊んでいて、初めて気が付いたことがありました。
それは、
「あ、これって、朝日町のうちだから、できていたんだ!」
ということ。
わたしが特にそう感じたのは、ふたつ。
・大声を出せること
・小さな草花をすぐに詰める
です。
① 大声を出せる
だいたい想像がつくかと思いますが、朝日町の我が家は、叫び放題の環境です。
大きな声で叫ぼうが、歌おうが、ご近所さんにあんまり迷惑のかからないところ。
山の中ということもありますが、周囲の家が空き家になってしまっているのが大きな理由です。一番近いお隣さんまで、歩いて7分くらいでしょうか。
好きな時に・好きな声で話ができるというのは本当に気持ちがよくて、大人も気分がノリノリになると、ひとりカラオケ熱唱状態になるくらいです。
そんな場所で生まれ育ったいちひめ、実家では時々思いもよらない声のボリュームになってしまい、夜中だとドキっとすることも…。
そういえば、いちひめの従姉弟たちが、夏休みに遊びに来てくれた時。小学校~幼児の3姉弟は大フィーバーし、毎日力いっぱい、とんだりはねたりしていました。
顔いっぱいキラキラ笑顔で、いちひめも一緒になって走り回り、本当に楽しそうだったなあ。
子どもにとっては、騒げる!走り回れる!ドタバタできる!というのは、もうそれだけで、たまらない娯楽の一つなんですね。
② 小さな草や花をすぐに詰める
「自然が豊か」「自然が近い」ということなのですが、わざわざ草花のことを挙げているのは、いちひめのある習慣に関係しています。
2歳を過ぎた頃くらいからか、いちひめは、名前も知らない小さな草花を大事そうに抱えてきては、〝おみやげ〟と家族にプレゼントしてくれるようになりました。
たんぽぽ、シロツメクサ、イヌフグリ、土筆、ぺんぺん草、仏の座、等々…
保育園にお迎えに行くと、散歩途中の〝おみやげ〟をティッシュに包んでもらうことも日常茶飯事でした。
ティッシュの中身はなんの変哲もない、しかも時間が経ってしおしおになった植物です。
でも〝おみやげ〟といういちひめの心が、何ともかわいらしく、嬉しかった。
実家付近でも、いちひめは道端にしゃがみこみ、一生懸命小さい緑を探しています。でもなかなか、摘めるような雑草は見当たらず。
最終的に彼女はアスファルトの片隅から何とかカタバミを見つけ出し、
「クローバー!」「赤ちゃんに、おみやげ♡」
と、差し出してくれました。
いいとか悪いとかではなく、
「そうか、〝おみやげ〟探しは、ここではなかなか難しいんだな…」と思い知った瞬間でした。
冒頭でも書きましたが、いちひめはこの一か月ほど、急激に女子力を上げています 。
粘土やマジックでネイルをして、悦に入ってみたり。
洋服は、お気に入りの色形のものしか着ようとしなかったり。
わたしは「街は、彼女にとって魅力的なんだろうなー」「大きくなったら、都会に行くって言い出すのかなあ」…なんて勝手に思っていたのですが。
今回、「彼女も十分に我が家が好きなんだな」ということが分かりました。
自由に花束をつくれる、散歩道があったり。
どこまでも前進できる、広い原っぱがあったり。
家の中では、好き勝手に歌ったり踊ったりできたり…。
「街だからこそ」の環境も楽しんでいる一方で、「とかいところだからこそ」のものたちも、彼女にとっては負けないくらい、大事なものになっているんだなあ。
旦那さんとわたしが選んだ場所で、たくさんの「好き」を見出して、味わって、楽しんでいるんだなあ。
そのことが内心、ちょっと嬉しく、どこか安心したりもするわたしでした。
これから成長する中で、「とかいところ」にどんな「好き」や「いや」を見出していくのか…。
ゆるーく見守っていきたいなと思います。
(ちなみに都会で彼女が特に気に入ったものは、目下「エスカレーター」と「動物園」のようです。)
(2020年1月初め)
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